「キレイヤサイ」シリーズ 低カリウムレタス

富士通グループは5月7日、食・農クラウド「Akisai」を活用した閉鎖型大規模植物工場「会津若松Akisaiやさい工場(アキサイ、日本語通称:秋彩)」で栽培した「キレイヤサイ」シリーズの低カリウムレタスを販売開始した。

同レタスは、通常のリーフレタスと比べ、カリウム成分が100グラム当たり100ミリグラム以下(「日本食品標準成分表2010」に記載のリーフレタスは100グラム当たり490ミリグラム)と低く、野菜に含まれるカリウムが気になる人も生で食べることができる。

硝酸態窒素も100グラム当たり75ミリグラム前後と低くしたことにより、苦味を抑えて甘さを引き出しているほか、塵や雑菌がほとんど存在しないクリーンルームで栽培しているため、10℃以下の冷蔵保存で2週間鮮度を保つことが可能。

販売は、会津若松市の竹田健康財団 竹田綜合病院、同市のくつろぎ宿、福島県喜多方市の生活共同組合コープあいづ、東京都八王子市の九州屋ビーンズ武蔵中原店をはじめ、順次全国の法人向けを中心に展開する。

同グループは今後、さまざまな種類の低カリウム野菜の栽培に取り組み、2016年度の目標として売上4億円を目指す。

会津若松Akisaiやさい工場