Wolfson Microelectronicsは、MediaTekのモバイルLTEリファレンスプラットフォームにHDオーディオソリューションが統合され、オプションとして提供されるようになったと発表した。
両社の最新技術が1つのリファレンスデザインに統合させることで、スマートフォンやタブレットに新たなオーディオパフォーマンスが提供される。また、同リファレンスデザインを活用することで、開発コスト削減と市場投入までの開発時間の短縮が可能になる。
その第1弾として、Wolfsonのオーディオハブソリューション「WM8281」が、MediaTekの最新モバイルLTE SoCプラットフォームとともに提供される。MediaTekのプラットフォームには、エネルギー効率の高いマルチコアアプリケーションプロセッサおよび幅広い互換性を有するワイヤレスネットワーク通信技術が採用されている。
一方、「WM8281」は、モバイルデバイスに優れたオーディオを提供し、同社のソフトウェアスイート「Ez2」の他、顧客の所有するソフトウェアまたはサードパーティのソフトウェアをサポートすることが可能。これにより、優れたスピーカドライバやスピーカ保護、BOMコスト削減などに加え、24ビット/192kHzの高解像度Master Hi-Fiオーディオ再生や、アンビエントノイズキャンセレーションを含む卓越した音声通話品質、超低電力の「オールウェイズオン」音声コントロール、優れたハンズフリースピーカフォンおよびビデオ通話品質など、クラス最高レベルのオーディオ機能をスマートフォンおよびタブレットに提供できるようになる。