リコーは大学生と大学院生を対象に、第7回「RICOH & Java Developer Challenge Plus(デベロッパーチャレンジ・プラス)」の参加者募集を開始した。このコンテストは、指定のリコー製品をひとつ以上使い、ビジネスアプリケーションのアイデアと、その実装までを含めた開発技術を競う。
2008年度以来、延べ156チームが参加。今年度の大会では、半年以上をかけて開発技術を競う従来からの「プログラミングチャレンジ」コースに加え、1カ月強の短期決戦「アイデアチャレンジ」コースを新設した。
「プログラミングチャレンジ」コースでは、一次選考(10月)の課題として、エミュレータ等を使って開発したプログラムとレポート、システムを紹介する動画を提出する。
一次選考通過のチームには、実機を貸出し、最終選考(12月)に向けてプログラミングを行う。
審査は「技術」と「マーケティング」の両面で行われ、システムデザイン、プログラミングスキル、完成度、技術文書の品質などに加えて、コンセプト、操作性も重要な要素となる。さらに最終選考会では、実機でのデモンストレーション、プレゼンテーションも評価の対象となる。
一方、新設の「アイデアチャレンジ」コースでは、リコーの製品を使って社会の課題を解決するような、学生ならではの独創的アイデアや感動的な価値の提案にチームで取り組む。
実際に開発を行わないため、プログラミング経験がない方でも参加可能で、チャレンジの幅が広がった。
審査では、独創性、顧客価値のほか、いかに提案内容をわかりやすく伝えられたかといったプレゼンテーションにも重きがおかれる。
今年度からは日本科学未来館が共催となり、従来から提供していた技術者向けの講習会に加えて、アイデア発想トレーニングやプレゼンテーションスキルの向上など、科学コミュニケーターによるアドバイスも行う。
募集期間は6月8日までで参加費は無料となっている。