デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は5月2日、IPONWEB Holdingsに出資して提携関係を強化し、IPONWEBの持つアドテクノロジーを活用したサービス開発や研究開発を共同ですすめていくことに合意したと発表した。あわせて、DACはメディア向けの広告統合プラットフォーム「FlexOne」の提供を開始する。

DACはこれまでもメディア向けの広告配信ソリューション「iPS-X」や広告業務管理システム「ad-meister」などを提供してきたが、運用型広告などの成長を受け、新たな統合プラットフォームとして「FlexOne」の開発を行い、提供を開始する。

FlexOneは5つのソリューションで構成される。

  • HARRIER : FlexOne Holistic (2014年秋リリース予定)
    メディア向けクラウド型次世代アドサーバ。RTBを含めた広告キャンペーン全体を総括的に判断し、広告収益の最大化を実現。

  • ELEPHANT : FlexOne Enterprise
    広告配信ソリューション「iPS-X」を新たなブランドとして提供。クラウド型とオンプレミスでの提供が可能。

  • STINGRAY: FlexOne Standard (2014年春リリース予定)
    大規模メディアから中規模メディアまで対応可能なクラウド型アドサーバ。純広告の管理に加え、アドネットワークのイールドマネジメント機能などを提供。

  • ROBIN : FlexOne Responsive
    DACの「インリードビデオ広告」をはじめとした動画広告のほか、ネイティブ広告など次世代フォーマットに対応したレスポンシブな配信プラットフォーム。

  • DOLPHIN : FlexOne Dashboard (2014年冬リリース予定)
    複数のアドサーバ運用を想定した、アドサーバ統合ダッシュボード。今まで個別の管理画面で行っていた配信設定やレポート生成といった業務負荷を軽減する。