伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は5月2日、インフォマティカ・ジャパン(以下、インフォマティカ)と販売代理店契約を締結し、同日よりデータ連携・統合を実現する ETLツール「Informatica PowerCenter」(以下、PowerCenter)」、データ品質管理を行う「Informatica Data Quality」(以下、Data Quality)、そしてマスターデータの統合管理を実現する「Informatica Master Data Management」(以下、Informatica MDM)を中心とした、企業内のデータ統合マネジメントを行うためのソフトウェア製品群の販売と、製品導入に伴う技術支援やアプリケーション開発、保守サポートを行う包括的なデータ統合ソリューションの提供を開始すると発表した。

「PowerCenter」は、メインフレームやERP/CRMなどの業務アプリケーション、各種データベースやクラウドサービス、ソーシャル、Hadoop、非構造データなど、データへの迅速なアクセスを可能にし、コード変換や加工・集計などの統合処理をした上でのリアルタイムなデータ連携を実現。

GUIによるノンコーディングでの開発、および一度開発した処理ロジックの再利用により、データ統合にかかる開発期間を5分の1、コストを3分の1に削減することができるという。また、各システムのデータの所在や定義を管理するデータ辞書機能や、システム横断でのデータの流れを可視化するメタデータ管理機能を備えている。

「DataQuality」は、データの精度や品質を把握・評価するプロファイリング機能を提供。品質に問題が見つかったデータをクレンジング・名寄せする機能を有し、フォーマットの標準化や重複データの排除、住所補完などでデータの品質を高める。

「Informatica MDM」は、各アプリケーションが持つ様々な種類のマスターデータの統合管理機能を提供。関連システム間での同期を可能にし、オムニチャネルビジネスにおける顧客360度ビューを提供する。