日立の子会社である米国日立コンサルティングは5月1日、データ分析に関するコンサルティング・システム開発を行う英国企業「インフォメーションマネジメントグループ」を買収したと発表した。今後日立は、欧州を中心に、「ビジネスインテリジェンス(BI)」やデータ分析のコンサルティングとビッグデータ利活用分野の事業を、グローバルに展開・強化したい考えだ。

インフォメーションマネジメントグループは、BI・データ分析分野のコンサルティングに強みを持つ企業。金融や流通、通信など幅広い業界の顧客を抱え、コンサルティングから、システム開発や運用、管理などのサービスも提供する。

日立は今回の買収の背景として、上流工程のコンサルティングからシステムの開発・運用・管理まで、一貫したサービス提供体制の確立に向けて事業強化を進めていることを説明。また、「日立イノベイティブ アナリティクス グローバルセンタ」を2013年6月に設置し、国内外の研究所や米国日立コンサルティングなどと共同でビッグデータソリューションの開発を推進していることも挙げ、「成長市場であるBI・データ分析関連分野のコンサルティングや、日立がグローバルに推進するビッグデータ利活用分野の事業を強化していく」と発表している。