マイボイスコムは4月30日、「タブレット端末」に関するネット調査の結果を発表した。調査期間は1日~5日で、3回目となるこの調査では1万1379件の有効回答を集めた。
初めに、タブレット端末を利用しているかとの設問では、利用率が20.5%で、過去調査と比べて増加傾向を示した。メーカー別利用率の1位は「Apple(iPad、iPad miniなど)」が9.2%、2位は「Google(Nexusなど)」で2.3%、3位が「SONY(VAIO Tap、Xperiaなど)」で1.2%となっている。
なお、現在利用しているタブレット端末が「1台目」という人は80.9%で、「2台目」が13.2%にとどまっている。なお、40代男性では「2台目」が2割弱と、他の年代より多い傾向が見られている。
タブレット端末の利用シーンは、「自宅でひとりでくつろぎながら」(73.6%)が断トツとなっており、「時間つぶし」や「自宅で、家族と過ごすときに」「自宅のベッドや布団」「自宅で、テレビやDVDなどを見ながら」「電車やバス、車など、交通機関利用中に」「旅行先」が各2~3割で続いている。
ほかの傾向では、「自宅で、料理をしながら」について、女性が男性を約14ポイント上回っている。また、Google製品やシャープ製品の利用者では、「電車やバス、車など、交通機関利用中に」が多く見られた。これは、ディスプレイが7インチ台の中型タブレットを多く出していることが影響していると見られる。
タブレット端末で利用している機能・サービスは、「Webサイトの利用」(71.0%)が最も多く、「メール」「動画の視聴」が各4~5割、「写真・画像の閲覧」「地図・GPS」「ソーシャルメディア」「ゲーム」「ショッピング」「音楽を聴く」が各2~3割で続いた。
「レシピサイト・アプリの利用」は女性が男性を約25ポイント上回っているほか、「地図・GPS」は50代以上でやや多くなっている。Google製品の利用者では「地図・GPS」、Amazon製品の利用者では「電子書籍・雑誌・新聞の閲覧・ダウンロード」、富士通製品の利用者では「テレビ視聴・録画など」の比率が高くなっている。
タブレット端末を今後利用したいと考えている人は36.3%で、10・20代が高い傾向であった。ただし、タブレット端末利用者では今後も利用したいと考えている人が9割弱を占めたものの、非利用者では2割強にとどまっている。
タブレット端末の利用意向者に、端末選定時の重視点を聞いたところ、「価格」に続き、「操作性」「バッテリーの持ち時間」「画質」「軽さ」などが各4~5割で多くなった。「文字入力のしやすさ」は女性で多く、男性を約10ポイント上回わった。
SONY製品の利用者では「メーカー、ブランド」、サムスン・シャープ製品の利用者では「軽さ」、富士通・NEC製品の利用者では「画面サイズが大きい」などが多く見られた。