パナソニックは4月28日、2013年度連結決算を報告した。これによると、売上高は前年度比6%増の7兆7365億円、営業利益は3051億円、当期純利益は1204億円の黒字となり、黒字転換を果たした。
売上高の増加をもたらした要因は、円安による押し上げ効果と国内の消費税増税前の駆け込み需要だという。住宅関連事業は、特にその追い風を受けた。一方、B to C関連業の売上はプラズマディスプレイ事業の終息などの影響で減少した。
営業利益は、前年度比90%増の3051億円と大幅な増益を実現したが、主に、住宅・車載事業の伸長や赤字事業の収益改善、全社的に行われた固定費削減・材料費合理化といった取り組みが功を奏した。
2014年度の年間業績見通しとして、売上高は7兆7500億円と見込まれている。うち、営業利益は3100億円、最終損益は前年度比16%増の1400億円の黒字化を目指す。