情報処理推進機構(IPA)は4月30日、Adobe Flash Playerに脆弱性があるとして最新バージョンにアップデートするよう呼びかけている。
対象のソフトウェアバージョンはWindows向けが「Adobe Flash Player 13.0.0.182とそれ以前のバージョン」、Macintosh向けが「Adobe Flash Player 13.0.0.201とそれ以前のバージョン」、Linux向けが「Adobe Flash Player 11.2.202.350とそれ以前のバージョン」。
この脆弱性(APSB14-13)は、ネット閲覧時にDoS攻撃や任意のコードを実行される可能性がある。すでに、この脆弱性を悪用した攻撃が確認されていることから、早急なアップデートを行なうようIPAが呼びかけている。
なお、Windows 8用のInternet Explorer 10とWindows 8.1用のInternet Explorer 11、Google Chromeについては、ブラウザにFlash Playerを統合しているため、これらのブラウザのアップデートを行なうことで、最新バージョンにアップデートできる。
それ以外のFlash PlayerについてはAdobe Webサイトにアクセスし、最新バージョンをインストールする必要がある。
なお、Internet Explorerについては、IE6~IE11のゼロデイ脆弱性も見つかっている。