トヨタ自動車は4月29、北米の製造・販売・金融などの本社機能をテキサス州ダラス北部のプレイノに移転すると発表した。拠点を一元化することで各機能間での連携・効率化を推し進め、北米市場における持続的成長を目指す。
今後3年以内にトヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニファクチャリング・ノース・アメリカ(以下、TEMA)、米国トヨタ自動車販売、トヨタ・モーター・ノース・アメリカ、トヨタ・モーター・クレジットがプレイノの同一敷地内に移転し、約4,000名が異動対象となる。
また、TEMAの調達部門約250名がミシガン州ヨークのトヨタ・テクニカル・センターに、生産技術部門約300名がケンタッキー州ジョージタウンのトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキーにそれぞれ異動する対象となる。
現在、同社はプレイノに新本社を建設しているが、完成するまでは、従業員は分散して一時的な場所で働く。米国にある10の工場は今回の本社機能集約の影響を受けない。
同社は、カリフォルニア州・ケンタッキー州の地域団体に対し、既存の寄付に加え、2017年より5年間で総額1,000万ドルの寄付を行う。