英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は4月16日(英国時間)、米合成燃料提供社であるソレナ・フューエルズの協力のもと、従来は埋め立て処分される廃棄物をバイオジェット燃料へと転換するプロジェクトを開始すると発表した。

製造施設は2017年の完成を目指し、英国エセックス州サロックの旧コリートン精油所の一部を活用する形で建設が進められ、通常、埋め立てや焼却処分となるリサイクル処理後の廃棄物約57.5万トンから12万トンのバイオジェット燃料が生産できるようになる計画だという。

なお、同社は、年間5万トンの燃料を市場価格で購入する長期契約をソレナと締結しており、このバイオジェット燃料を活用することで、自動車15万台相当のCO2排出量の削減が見込めるようになるとしている。