アバールデータは、光通信ボード「GiGA CHANNEL」シリーズの新製品として、最大28Gbpsの高速データ通信を実現する「APX-7142」を発表した。

光通信ボード「GiGA CHANNEL」シリーズは、製品上の共有メモリを光ファイバケーブルでループ状に接続し、この間に通信データを載せたフレームを順次転送し、高速なデータ転送を可能にしている。発売以来、累計2万台以上を出荷しており、半導体製造装置をはじめ、様々な産業用機器の装置内/装置間通信用に使用されている。特徴として、転送速度の早さ、コリジョンが発生しないため実行伝送速度が予測できる通信時の速度安定性、耐ノイズ性、さらに、プロトコル処理がハードウェアで行われるため、接続するだけで使える作業性などが挙げられる。

今回発表された「APX-7142」は、14Gbpsの光コネクタを2チャネル搭載、合わせて最大28Gbpsの転送速度が実現する。また、2Gバイトの共有メモリをボード上に搭載し、最大で64台まで接続できる。加えて、「GiGA CHANNEL」シリーズのノード間の距離は、最大で100mまで延長することが可能。この他、ホストインタフェースとして、PCI Express 2.0(Gen2)×8レーンに対応している。

なお、価格は23万8000円(税別)。すでに受注を開始しており、5月25日より出荷を開始する。

光通信ボード「APX-7142」