東芝は4月24日、スペイン・イソルクスから、メキシコ電力庁が機器交換・更新工事を進めているタマウリパス州のアルタミラ火力発電所向けの蒸気タービン2基を受注したと発表した。

同発電所は現在、従来の石油焚きから石油コークス焚きへと燃料切り替えを実施する計画を進めており、蒸気タービン関連機器について更新・改良を行うことで出力向上および高効率化を図ろうとしている。

今回同社が納入するのは、165MWの蒸気タービン2基およびその周辺制御装置で、1970年代初頭に同発電所に納入した158MWの蒸気タービンと発電機に関して、高い技術力と機器信頼性など実績が評価され受注に至ったとする。

なお今回の2基の蒸気タービンは2016年から順次納入される計画で、同発電所は2017年4月から順次商業運転を開始する予定だという。