計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは4月24日、次世代型紫外可視(UV-Vis)分光光度計「Agilent Cary 8454 UV-Vis 分光光度計」を発表した。
従来機種「8453」は、長年にわたり、製薬の品質保証、品質管理を行うラボや、カイネティックス測定を行う学術研究および化学分析ラボにおいて使用されてきた。今回の「Cary 8454」はその後継機種に当たる。小型でメンテナンス性が高く、1秒未満で全波長を測定できる他、サンプルエリアがオープンになっている設計により、アクセサリの取り付けが容易なだけでなく、簡単に準備、測定を行うことができる。
また、ライフサイエンスおよび化学分析用途向けのフォトダイオードアレイ(PDA)技術をベースとし、ソフトウェアUV-Vis ChemStationの最新版を搭載している。新バージョンは、OpenLAB Enterprise Content Manager(ECM)との連携が可能。同ソフトウェアは、製薬や厳格な規制に沿った管理が必要とされるセキュアなデータ管理機能を提供するとしている。さらに、PDA検出器技術は、同社の最新液体クロマトグラフィにて使用されているものであり、容易なメンテナンス、および品質管理、品質保証で求められる高い信頼性を実現している。