アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は4月24日、計測機器のベンチャー企業であるスロベニア・レッドピタヤと独占販売代理店契約を締結し、2014年4月28 日より、名刺サイズの低価格マルチ計測ボード「Red Pitaya」の販売を開始すると発表した。
同製品は、パソコンやタブレットなどのブラウザ端末を通じてオシロスコープ、スペクトルアナライザ、ファンクションジェネレータ、周波数応答アナライザなどの計測ツールとして使用することができるマルチ計測ボード。
システム構成は、デュアルARM Cortex-A9MPコアとFPGA を統合したXilinx製SoC「Zynq」をGNU/Linuxで実行し、各種計測アプリを動作させる。入出力は、RFアナログコネクタ×2、低周波アナログコネクタ×4、デジタルとアナログ信号拡張コネクタ、USB、イーサネットソケット、microSDソケットを搭載。各計測アプリはすべてのソースコードが公開されており、HDL、C/C++・スクリプト、MATLABなどの言語で自由にカスタマイズすることが可能だ。
なお同ボードは、RSコンポーネンツのオンラインサイト「RSオンライン」上にて購入することが可能。価格は5万500円(税別)となっている。