ライフメディアは4月23日、パスワード管理と認証に関する調査結果を発表した。同調査は、同社が運営するライフメディアで、10代から60代の全国男女に対してインターネットリサーチで行われたもの。有効回答は1,200サンプル。
IDやパスワードの管理方法を尋ねたところ、男性は「自分で記憶している」が、女性は「紙にメモしている」人が最も多い結果となった。
パスワードの使いまわしについては、50%が「2、3種類のパスワードを使っている」と回答し、「すべてのサイトで異なるパスワードを使っている」人は13%程度だった。使っているパスワードの平均文字数は、「8、9文字」が56%で最も多く、使っているパスワードの文字種の組み合わせは「2種類の文字種の組み合わせが多い」という回答が最多だった。
パスワードリスト攻撃の報道の認知について尋ねたところ、73%が「見聞きした」という結果だったが、それに対し自衛対策をした人は9%程度と、見聞きしても対策をとった人は少なかった。
そのほか、リスクベース認証を「知っていて、利用したことがある」人は22%、2段階認証を「知っていて、利用したことがある」人は24%となり、これらを使いたくないと回答した理由は「ログインするのが面倒になるから(62%)」「手続きが面倒だから(51%)」が上位になり、複雑な認証は「面倒」と認識する人が多いことがわかった。