The GNU Compiler Collection includes front ends for C, C++, Objective-C, Fortran, Java, and Ada, as well as libraries for these languages. |
GCCチームは4月22日(米国時間)、「Jakub Jelinek - GCC 4.9.0 Released」においてGNU Compiler Collectionの最新メジャーアップグレードリリースとなる「GNU Compiler Collection 4.9.0」をリリースしたと伝えた。「GNU Compiler Collection 4.9.0」は1年1ヶ月の開発期間を経てのメジャーアップグレードバージョンにあたり、これまで存在してこなかったさまざまな新機能が取り込まれている。
「GNU Compiler Collection 4.9.0」では、ひとつ前のバージョンでia32とx86-64向けに導入されたローカルレジスタアロケータがAarch64、ARM、S/390、ARCにおいてもデフォルトで利用できるようになった。デフォルトでは有効になっていないもののPowerPCとRXでも利用できると説明がある。
C++関連の改善も実施されている。C++11の機能に加えいくつかのC++14の機能も実装が追加されている。また、OpenMP 4.0のサポートも追加されており、処理を並列化するための「Cilk Plusエクステンション」と呼ばれる機能も部分的ながら機能がマージされている。