村田製作所は4月22日、世界最小サイズの近接/照度センサを開発したことを発表した。2014年5月より金沢村田製作所にて量産を開始する予定だ。参考価格は300円(税抜)。

界最小サイズの近接/照度センサ

近接/照度センサとは、発光した光が反射して受光部に戻ってくる光量を計測することで対象物までの距離を検知できる近接センサと、受光部の光量によって照度を検知できる照度センサが一体化した製品のこと。たとえば、スマートフォンにおいては、通話時に顔が近づくと画面をオフにしたり、屋外の明るい所ではバックライトを明るくしたりするために、広く使用されている。

新開発された近接/照度センサの特徴は以下のとおり。

  1. 世界最小サイズ: 3.05×2.10×1.10mm
  2. 低消費電流: 80µA@近接検知 (sleep time 800ms)
  3. カバーガラスとセンサとの距離の影響: 5mmまで影響無し
  4. 照度検知角度: ±45°@50%を実現
  5. 検知距離: 70mm@グレーカード