日本IBMは4月22日、箱崎本社内にワークステーション仮想化の導入検証を支援する「IBM System x CAD on VDI検証センター」を開設し、パートナー各社と共に顧客の3D CADやCG領域を中心とする仮想デスクトップ環境ソリューションの導入検討を支援すると発表した。

同センターは、業界標準技術を用いながら、自社のクラウド基盤として実績のある「IBM System x iDataPlex」や「IBM NeXtScale System」を常設し、最新のハードウェア環境で高い性能要件を満たすVDIソリューションの検証が可能となる。

「IBM NeXtScale System」のエンクロージャ「IBM NeXtScale n1200 エンクロージャー」

同日発表した「IBM NeXtScale PCIe NeX(Native eXpansion)トレイ」を利用し、「IBM NeXtScale System」にGRID GPUなどの並列処理アクセラレーターを搭載できる。標準的なラック型2Uサーバと比較して2倍のNVIDIA GRID GPUボードを搭載できるため、1U当りのVM数を2倍に増やした。このGRID GPUボードを搭載する最新の「IBM NeXtScale System」もセンターに配備する。

取り組みに協賛したパートナーは、協賛パートナーは次のとおり。

種別 企業名
SIパートナー アルゴグラフィックス、アルファネット、兼松エレクトロニクス、新日鉄住金ソリューションズ、ミントウェーブ
ソリューションパートナー ヴイエムウェア、エヌビディア、シトリックス・システムズ・ジャパン
アプリケーションパートナー オートデスク、シーメンスインダストリーソフトウェア、PTCジャパン
シンクライアントソリューションパートナー アセンテック、エス・アンド・アイ