三菱商事と、インドに本社をかまえるITサービス企業のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は4月21日、傘下に置く3社を統合するかたちで、合弁会社を設立すると発表した。
新会社は、国内市場における事業拡大を目指し、日系企業の海外進出や海外事業立ち上げをITサービスで支援する。また、三菱商事グループの海外拠点や事業投資先へのITサポート体制を強化する。
統合する企業は、三菱商事グループの「アイ・ティ・フロンティア」とTCSの日本法人「タタ・コンサルタンシー・サービシズ・ジャパン(TCSJ)」、三菱商事とTCSJの合弁会社である「日本TCSソリューションセンター」の3社。
合併後は、本社を東京に構え、2400名以上の従業員をかかえる企業となる。年商は6億ドル(約615億円)を超える見通し。株式は、三菱商事が49%、TCSが51%保有する。なお、合併は6月をもって完了する見込みで、業務開始は7月1日を予定している。