富士通は4月21日、米国東海岸のニューヨーク州および西海岸デのカリフォルニア州に、新たにデータセンターを5月12日より順次開設し、主に日系企業向けにアウトソーシングサービスおよびプライベートクラウド(ホステッド)サービスを提供すると発表した。ともに、Tier3レベルのファシリティを有するという。

ここでは、運用設計とプライベートクラウド基盤で構築を行うほか、バイリンガルのサービスマネージャーを東西に配置する。センター間は専用のネットワークで接続し、災害リスク対策として利用することも可能。

プライベートクラウドサービスは、クラウド製品・サービス群の新体系「FUJITSU Cloud Initiative」における「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted LCP」サービスで、日本国内と同等の運用品質、セキュリティ、インテグレーションなどを実現する。

「FUJITSU Cloud Initiative」における「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted LCP」サービス

価格は、アウトソーシングサービスが1ラック月額25万円から、FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted LCPが月額基本料金28万円から(いずれも税別)。

同社では、これまで、館林システムセンター、明石システムセンターを始め、国内計68拠点、海外の40拠点以上のデータセンターにおいて、アウトソーシングビジネスを展開しており、現在米国においては、3拠点のデータセンターにて、米国現地法人向けを中心にサービスを提供している。