NTTアイティは4月17日、iPadをデジタルサイネージ端末として使用できるクラウドサービス「ひかりサイネージI-Iモデル」を21日より発売すると発表した。フランチャイズチェーンでの大規模導入ニーズに対応したCMSの新型「ひかりサイネージCMSv3」も同時に提供を開始する。
同社ではAndroid端末やWindows PCを用いたネットワーク接続型デジタルサイネージ「ひかりサイネージ」を提供している。今回、新たに開発したのは、iOS 7が動作するiPadで利用できる「ひかりサイネージI-Iモデル」と、100人以上の同時利用にも対応する「ひかりサイネージCMSv3」。
ひかりサイネージI-Iモデルは、静止画、音声付き動画コンテンツ及びURLを素材としてプレイリストを作成し、指定したスケジュールに基づいて放映する。
タッチ操作で見たいコンテンツを個別に指定・再生するオンデマンド機能に加え、コンテンツ放映中の画面タッチで連携するアプリケーションのアクションを指定するインタラクティブ機能により、新たな利用シーン開拓や他システムとの連携も可能だ。動作確認済みモデルはiPad Air、iPad2で、順次追加する予定となっている。
ひかりサイネージCMSv3は、システム管理者とは別に、日々の運用を担う操作者として"標準ユーザ"を複数名作成することができ、個別の権限設定ができる。
また、VPNユーザから要望のあった分散配信を実装し、プレーヤー毎に日々の配信時刻指定が可能になった。これは従来のI-Aモデル(Android)、I-Wモデル(Windows7PC)などを利用中のユーザーでも使うことができる。
同社ではこれにより、店舗等で既に導入されているiPadの活用も可能となり、数百台/拠点を超えるような大規模デジタルサイネージの一括導入を実現できるとしている。