TFFフルークは4月17日、クラウドサービスによる解析を可能にした自動化テスト機能搭載のトラブルシューティング用ネットワークテスタ「OneTouch AT3ネットワークアシスタント」を発表した。

同製品は、現場に専門のネットワーク技術者がいない場合でも、クラウド機能の「OneTouch クラウドサービス」により、スマートフォンでの遠隔トラブルチェックや、タブレットを使った遠隔からのトラブルシューティングが可能なネットワークテスタである。「OneTouch クラウドサービス」を利用することで、長期収集されたトレンド計測データの保存とその解析が可能となり、これまでの解決困難とされてきた間欠問題のトラブルシューティングにも速やかな対応が可能となった。これにより、企業のIT部門におけるネットワーク管理トラブルシューティング、あるいはネットワークメンテナンス現場などにおける専門技術者不足を解決できる。

また、起動後、自動的にリモート試験を行い、詳細な解析結果を継続的にクラウド上にアップロードできる自動化テスト機能を搭載しており、その場でテスタの測定結果を見続ける必要がなくなるため、企業のIT部門、データセンターにおける作業の利便性が高まり、大幅な省時間や生産性向上を実現する。

さらに、有線から無線Wi-Fiや光ファイバでのケーブル試験など、すべてを1台でカバーできるオールインワンタイプのトラブルシューティングツールであり、ネットワークパフォーマンス検証テストにより、有線およびWi-FiネットワークのSLA適合性の検証や、BYOD管理、VoIP解析機能まで対応できるとしている。

なお、価格は78万円(税別)から。4月22日より発売する。同社では、初年度で600台の販売を目標としている。

クラウドサービスによる解析を可能にした自動化テスト機能搭載のトラブルシューティング用ネットワークテスタ「OneTouch AT3ネットワークアシスタント」