ムトーエンジニアリングは、ユーザーの「顔」を反映した3Dプリンタ製フィギュアを制作するサービス「The Bobbleshop(ザ・バブルショップ)」に関するトータルソリューションの提供を開始した。ユーザー利用時の想定価格は、フィギュアサイズS(約7センチ)が3,000円~、フィギュアサイズM(約10センチ台)が6,000円~(料金はオーダー件数・サイズで変動/郵送費は1個あたり800円追加)。
「The Bobbleshop」は、フランスのスキャナメーカー・デジタイザー社が開発した高速スキャナでユーザーの顔のデータを読み込み、その場でお好みの衣装や髪形を加工して、3Dフィギュアを作成する一連のサービスで、日本において提供されるのはこれが初めて。ユーザーの顔全体の情報は、10秒ほどで読み取ることが可能となっている。
また、データはスキャナ脇に置かれたPCに転送され、ユーザー自身がフィギュアの衣装と髪型を選択し、体のサイズを変更するなどしてオーダーを行う。注文が完了したデータはフランスで出力用データに加工された後に同社の出力センターにある大型3Dプリンタに送られ、フィギュアとして出力・加工。完成品がユーザーの元に郵送される。現在の着せ替えアイテムは数百種類が用意されているが、希望に応じたオリジナルの衣装・ヘアスタイルの作成(有償)も今後受け付ける予定だ。
なお、同ソリューションを導入した取扱店では、ユーザーからは着せ替えデータとフィギュアサイズに応じた料金の徴収を行い、月末に手数料を差し引いた金額を同社に入金する流れとなる。同サービスの販売権は120万円、高速スキャナとPCのセットは貸し出しとなる。ちなみに、インテックス大阪で4月19日まで開催の展示会「インターモールド2014」にて、同サービスが参考出展されている。