トヨタ自動車は、パッソをマイナーチェンジし、1.0L・2WD車(除くX "V package")でガソリンエンジンの燃費27.6km/l(CO2排出量:84g/km)を実現したことを発表した。
同マイナーチェンジ「パッソ」は、最大熱効率37%を実現した1.0L高熱効率・低燃費エンジンを搭載。圧縮比の向上、低フリクション化、バルブタイミングの最適化を図ったほか、クールドEGR、エキゾーストマニホールド一体型シリンダヘッドの採用により、熱効率を最大化。さらに、減速時のエネルギーをバッテリーにためる回生機能の強化や空力性能の改善を施すとともに、1.0L・2WD車に停止前車速約9km/hでエンジンを停止するアイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)を標準装備するなど、燃費向上技術を多数採用したことで、従来型比で燃費を約30%向上することに成功したという。
なお、デザインとしては「パッソ X、G」と「パッソ +Hana」の2つの個性を追求したものとなっているほか、全車にVSC&TRCや緊急ブレーキシグナルを標準装備し、安心・安全性を向上するとともに、オート電動格納式ドアミラーやスーパーUVカット・IRカット機能付フロントドアガラスを新設定するなど、快適性の高い仕様としている。