エルピクセルは4月16日、切り貼りや加工などの不自然な箇所がないかを検出するソフトウェアLP-examを開発し、無料で公開した。主に生命科学分野の学術論文の画像の不正検出を想定している。
英科学雑誌「ネイチャー」に掲載されたSTAP細胞の論文に含まれる画像に不正な加工や不自然な箇所があるという指摘が、生命科学界のみならず論文捏造をめぐる社会問題として、大きな注目を集めている。
エルピクセルでは、生命科学の専門家チームが自ら、高度な画像処理技術を応用して、生命科学研究のノウハウを活かし、「画像不正検出ソフトウェアLP-exam」を開発。複数の手法を組み合わせて、元の画像から8つの分析結果を出力し、不正検出のサポートを行う。