日産自動車は4月15日、ブラジルのリオデジャネイロ州レゼンデに、26億ブラジルレアルを投資した生産工場を開設したと発表した。今回の投資は、ブラジルでの市場シェア5%を達成し、同国で日系自動車ブランドトップになるための計画の一環となる。
ブラジルに開設された日産自動車のレゼンデ工場の概観 |
新工場ではすでに約1,500名を雇用しているが、今後、2,000名に増える見込み。同工場は、工場の年間の生産能力である車両20万台、エンジン20万基の性能を試験するテストコースなど、自動車生産の全工程を完備しており、板金プレスによる部品生産から車両組立まで行う。
新工場では、日産のVプラットフォーム車両とエンジンを生産するが、最初は「マーチ」と.1.6L 16Vフレックス燃料エンジンの生産から開始する予定。
工場敷地に隣接した場所には、サプライヤーパークのためのインフラが整備されており、工場内を拠点とする2社に加え、自動車部品サプライヤー4社が事業を行っている。
同社は、2016年までに同工場における部品の現地化率を80%にすることを目指す。