Mentor Graphicsは4月16日、TSMCの16nm FinFETプロセス向けデザインルールマニュアル(DRM)およびSPICEモデル バージョン1.0向けに認証されたことを発表した。
今回認証されたツールは、物理検証およびDFMプラットフォーム「Calibre」、配置配線システム「Olympus-SoC」、カスタムIC設計プラットフォーム「Pyxis」、SPICEシミュレータ「Eldo」で、同社では、ARM Cortex-A15 MPCoreプロセッサ上で検証を行ったところ、Olympus-SoCとCalibre製品を使った完全な16nm FinFETデジタルフローのデモンストレーションに成功したとしている。
なお、同社向けTSMCの16nm設計キットは、Calibre PERCに基づく信頼性チェック機能を提供しており、これにより、顧客は、IPソースの違いに左右されず、共通のプラットフォームと一連のチェック方法を使って、ESD(静電気放電)やラッチアップといった問題を、IPとフルチップレベルの両方で解析し解決することが可能になるという。