カシオ計算機は4月15日、Androidプラットフォーム採用の店舗支援端末と、キャッシュレジスター機能を備えたアプリなどにより、飲食・小売・サービス業の店舗活性化や業務の効率化を支援するソリューション「V-REGI(ブイ・レジ)」を、5月30日に発売すると発表した。

アプリ店舗支援システム(V-R7000への搭載例)

キャッシュドロアとの組み合わせ例

ハードウェアは、ファンレス・HDDレス設計により省メンテナンスと省電力を実現し、停電時にメモリー内容を保護する電池も内蔵した店舗支援端末を用意。2011年発売の「VX-100」、2013年発売の「VX-110」と使用スタイルに合わせて、4機種から選択できる。

新製品「V-R7000」はV-REGI用に新設計した、縦型表示も可能な15.6型ワイド画面搭載モデルで、ディスプレイ部はIP53準拠の防塵・防水性能を備えており、水仕事の多い飲食店でも使用できる。「V-R7100」は無線LANに対応、設置自由度を高め、催事場などでも活用可能。

ソフトウェアは「店舗支援システム」と「多店舗運用支援ツール」が提供され、「店舗支援システム」は売上管理(レジ機能)・顧客管理・予約管理・在庫管理機能を備えた、統合アプリ。販促策や来店促進策の立案に役立つ売上データを核に、各機能の連携により業務効率化を支援する。また、「V-R7000」「V-R7100」のワイド画面を活用し、メニュー・ボタン・Webページなどを画面右サイドに表示も可能。

「多店舗運用支援ツール」は売上データを本部に収集できるだけでなく、本部から端末への設定データ配信にも対応。レジ設定の一括変更や、PCでの電子ジャーナル閲覧なども実現する。

さらにクラウドで提供されるネットレジサービスはVPN接続によりセキュリティを確保しながら、売上集計管理や電子決済などを実現する(利用にあたってはCXDネクストとの契約、並びに同社の定める利用料が必要)。