積水化学工業の高機能プラスチックスカンパニーは4月14日、独自で設計した超緻密発泡構造を有するポリオレフィンフォームを材料とした、圧電センサーを開発したことを発表した。同センサーは「高感度」、「薄型」、「フレキシブル」、「高耐久(電圧性能の保持)」が特徴だ。今後は、就寝中や車両運転中、ウェアラブル機器による体調管理等の用途開拓を進めていく。

開発された圧電センサーは、ポリオレフィンフォームとアルミの複合シートで、検知した圧力を電気信号として表示するもの。帯電させたポリオレフィンフォームに圧力がかかると、圧縮される際のわずかな形状の変化により電荷が発生し、電荷がアルミシートに伝わり、電気信号として表示さる仕組みだ。

積水化学工業は今後、さまざまな用途展開を目指し幅広く事業パートナーを募って連携を進め、豊かなヘルスケアの実現に向けて取り組んでいくとした。