米IBMは4月10日(米国時間)、米国ジョージア州アトランタに本拠地を置ソフトウェアベンダー「Silverpop」を買収することで最終合意に達したと発表した。Silverpopは、マーケティング担当者が顧客に合わせたエンゲージメントを可能にするクラウド・ソリューションを提供する。

「Silverpop」Webサイト

IBMのエンタープライズ・マーケティング・マネジメント(EMM)製品群にSilverpopのマーケティング・オートメーションとリアルタイムに顧客に合わせたエンゲージメントを可能にするテクノロジーが加わることで、新興企業から多国籍企業に至るあらゆる規模や状況の企業に対し、包括的で高度な顧客エンゲージメント・ソリューションを提供することが可能になる。

Silverpopは、一般的に取引量の少ないB2Bのシナリオに適用される高度なオートメーション機能を複雑なB2Cの業態に拡大し、企業の業種業態を問わず、顧客のブランド体験を容易にする。

マツダ、Stonyfield Farm、Advanced Micro Devicesなどの大手企業を顧客とし、Silverpopを活用して企業間取引(B2B)や企業消費者間取引(B2C)を通じ顧客に対応している。

金額などの買収条件は公表されておらず、完了条件を満たし規制当局の承認を得たのち、2014年第2四半期に完了する予定。