Trend Microは4月11日、「脆弱性「Heartbleed」、トップ100万ドメインから選別されたTLDの5%に影響|トレンドマイクロ セキュリティ ブログ (ウイルス解析担当者による Trend Micro Security Blog)」において、OpenSSLのセキュリティ脆弱性(通称Heartbleed)の影響を受けているWebサイトは全体の5%であること、中でも脆弱性を抱えるWebサイトの割合が高かったトップレベルドメインは「.KR」と「.JP」だったと伝えた。
この結果はAlexaが提供しているトップ100万ドメインに対して調査を実施したもので、「.JP」ドメインのうちSSLを使用しているサイトの数は1,195個、そのうち脆弱性を抱えるサイトは534個、安全が確認されたサイトが661個としており、SSLを使用しているサイトの45%が脆弱性を抱えた状態であることが指摘されている。
一方、「.FR」や「.IN」を使っているWebサイトでは今回のOpenSSLのセキュリティ脆弱性を抱えている割合がきわめて少ないと指摘。理由は定かではないが、これらの国々ではそもそも利用されているLinuxサーバのバージョンが古いことから、今回のセキュリティ脆弱性が入り込む前の古いバージョンのOpenSSLを使い続けているためではないかと指摘している。