米Mozillaは14日(米国時間)、Chris Beard氏の取締役就任を発表した。同氏は暫定CEOも務め、Brendan Eich氏のCEO辞任で白紙に戻った新体制づくりを進める。
3月にEich氏がCEOに就任した後、予定されていた取締役会の刷新が実施され、Gary Kovacs氏、Ellen Siminoff氏、John Lilly氏が退任、空席の1つをKatharina Borchert氏が埋めていた。Mitchell Baker会長によると、Chris Beard氏を取締役として迎え入れる案は数カ月前から進められてきたもので、反同姓婚サポート問題でEich氏がCEOを辞任したため、Firefox 1.0リリース前から深くMozillaに関わってきたBeard氏に暫定CEOとして移行期の舵取りを任せることにした。
Beard氏は2004年にMozillaに加わり、製品担当のバイスプレジデント、イノベーションチームやマーケティングチームの責任者を務め、2013年にMozillaからGreylock Partnersに移籍した後もアドバイザーとしてMozillaに関わり続けていた。