日立システムズは4月11日、金融業向けソリューション「Finnova(フィノーバ)」のラインアップの1つとして、全国の信用金庫に向け「Finnova 信用金庫向けクラウドサービス」の販売を開始すると発表した。
同サービスは、同社がこれまでオンプレミスとして提供してきた業務アプリケーションを自社のデータセンターに構築したクラウド基盤をベースに、クラウドサービスとして新たにラインアップ化たもの。
第1弾として、「為替イメージ処理システム」のクラウドサービスを開始する。これは、OCR定型帳票から非定型帳票までをトータルに管理する為替集中処理システムで、営業店と事務センター、基幹業務システムとの間で行われる振込依頼手続きを効率化するシステムをクラウド型で提供するもの。依頼書のイメージデータをデータベースで管理するとともに、基幹業務システムへの送信処理をスムーズに行うことが可能となり、送信状況や依頼書のイメージデータもリアルタイムに照会することが可能となる。
「為替イメージ処理システム」に加えて、「用度品管理システム」や「口振依頼書管理システム」の提供が予定されているほか、IT基盤提供、システム運用サービス、セキュリティサービス、端末導入・保守などのオンサイトサービス、コールセンターサービスなどをワンストップで提供する。