UQコミュニケーションズは4月11日、日本貨物鉄道(JR貨物)が運営するコンテナ位置管理システム(TRACEシステム)の更新に伴い、通信手段としてWiMAXが新たに採用されたことを発表した。4月1日に全国112拠点への導入が完了したという。
同システムは、貨物駅のコンテナの位置を管理するもので、フォークリフトに搭載したGPSやIDタグ(無線ICタグ)などを組み合わせて、コンテナの位置を数10センチメートルの精度でリアルタイムに把握。荷役時間の短縮と輸送の正確性を高めることを可能にする。
WiMAXの利用シーンとしては、貨物駅におけるコンテナの位置情報を把握して、フォークリフトドライバーに荷役指示を伝達する点や、フォークリフトのドライバーが指示どおりの荷役を実施したことを伝達する点が挙げられる。
これにより、JR貨物が行う荷役作業の効率化と、ネットワーク保守費用の大幅な削減が実現できたという。