ヴイエムウェア 代表取締役社長 三木泰雄氏

ヴイエムウェアは4月10日、仮想デスクトップソリューションの最新版「VMware Horizon 6」を発表した。同製品では、単一プラットフォーム上でWindowsアプリケーション、リモートデスクトップサービス(RDS)によるデスクトップ、仮想デスクトップを提供することが可能になったほか、管理機能が強化されている。

代表取締役社長の三木泰雄氏は、同製品が選ばれる理由として「シンプルで安全」「時間と場所を問わないアクセス」「TCOの削減」を挙げたうえで、「当社のエンドユーザーコンピューティングの強みは包括的なソリューションを提供できること。また、当社は製品の品質に加え、コンサルティングとサポート面から、市場の伸びを超える成長を達成しており、今後も日本企業のワークスタイルの変革に貢献していきたい」と語った。

同製品を利用することで、エンドユーザーはデータセンタや端末のローカル上でホストされた仮想アプリケーション、Webアプリケーション、RDSホスト型アプリケーション、外部プラットフォームから提供される公開アプリケーションなど、さまざまなアプリケーションを単一の統合ワークスペースから利用することができる。

「VMware Horizon 6」のワークスペース

ヴイエムウェア マーケティング本部 シニア プロダクト マーケティング マネージャ 本田豊氏

マーケティング本部 シニア プロダクト マーケティング マネージャの本田 豊氏は、「VMware Horizon 6はアプリケーションデリバリー、管理、ストレージの最適化、ハイブリッドクラウドという4つのイノベーションから成り立っている」と説明した。

同製品はVMware Virtual SANによる統合管理が可能であり、ローカルに配置されたストレージを用いることで仮想デスクトップ用のストレージにかかるコストを削減する。

同製品は、VDIベースの仮想デスクトップを提供する「Horizon View Standard Edition」、公開/仮想アプリケーションとデスクトップ、一元的なイメージ管理と統合ワークスペースを提供する「Horizon Advanced Edition」、プライベートクラウドでの運用に必要な自動化・管理機能を提供する「Horizon Enterprise Edition」の3つのエディションが用意されている。

提供は2014年第2四半期より開始予定で、市場予想価格は各エディションの1ユーザーまたは同時接続ユーザー当たり2万7,000円(税抜き)となっている。