米IBMは4月8日(現地時間)、ユーザーがモバイル・アプリケーションを開発、展開し、それらを基幹業務のプロセスやアプリケーション、データと連携させる「IBM System z」向けの新製品を発表した。
「IBM System z Solution for Mobile Computing」は、モバイル・サービスやクラウド・サービスの連携・提供や顧客体験の提供を支援。また、モバイル用メインフレームのユーザーが実際に利用したコンピューティング容量分のみ支払う、新価格モデルを発表した。これは、z/OS(IBM System z Solution for Mobile Computing)上のモバイル・ワークロード向けの新しい価格体系で、モバイルによる取引として扱われるプロセッサー容量を最大で60%削減し、ソフトウェア使用料金の計算に用いられる通信量の増加レートを平準化することができるという。
新しいストレージとHadoop製品としては、Veristormと連携し、業界初の商用「Hadoop for Linux on System z」や、次世代フラッシュ・ストレージで最大でHDDの30倍の性能を誇る「IBM DS8870」を提供する。
その他に、「IBM CICS Transaction Server」の新バージョン、Webやクラウド、モバイルによるz/OSアセットへのアクセスを迅速かつ安全に提供する「IBM WebSphere Liberty z/OS Connect」、セキュリティー・イベントをQRadar SIEMへ導き、全社的に統合されたセキュリティー・インテリジェンス・ダッシュボード・リポート機能の「IBM Security zSecure SS」などを提供する。