国土交通省国土地理院 / 国土交通省水管理・国土保全局 / 内閣府の3者は4月10日、現在構築中の「防災地図共用データベース(仮称)」を活用して災害時の避難誘導などをはかる防災アプリの公募を開始した。「防災地図共用データベース」の整備・活用によって民間の防災アプリ開発を促進することで、国民への防災情報提供の充実につなげていくことを目指している。

防災アプリの応募受付の締切は4月末日。応募は個人、グループ、法人を問わずだれでも行え、ひとりで複数のアプリを応募することもできる。アプリは、国土地理院が別途提示するデータ項目およびデータ構造の地理空間情報を利用した、避難誘導などに関するものであることが条件となっている。

また、PC、タブレット、スマートフォンまたは携帯電話のいずれかで動作し、Webアプリ / Android アプリ / iOSアプリ / Windowsストアアプリ / iアプリ / S!アプリ / Ezアプリのいずれかにあてはまることも応募条件のひとつ。

このほか、取得した端末の位置情報を利用し、実証実験地域以外にも容易に全国展開が行えることなども必須条件となっている。

公募審査の結果、特に優秀と認められた防災アプリについては、9月1日にデモンストレーションが行われる予定。また、11月9日に和歌山県海南市で行われる市民参加型のICT防災実証実験でも活用される予定になっている。

防災アプリ公募のスケジュール