米Amazonが開発中の小型無人飛行機(ドローン)を使った配送サービス「Amazon Prime Air」。商用サービス化の成否が議論になっているが、株主総会召集通知書と共にCEOのJeff Bezos氏が株主に送った書状によると、同社は実現に向けて着々とPrime Airの開発を進めており、すでに第8世代のテスト機の設計に着手している。

「Prime Airチームはすでに第5世代および第6世代の空中輸送機の飛行テストを行っており、また第7世代と第8世代が設計段階にある」(Letter to Shareholders)

商用サービス化を到達点として、第7・第8世代がどのぐらいの段階にあるかは不明だが、Bezos氏は「迅速な配送」というテーマで、米国の一部の都市で開始した日曜配達、中国やインドでの自転車/オートバイ配達と共にPrime Airの開発に触れて進捗をアピールしている。

Prime Airは、顧客の注文から商品を30分以内に届けることを目標にしている。実用化は2015年以降。規制当局からの認可もクリアしなければならないため、以前Bezos氏は4-5年後になる見通しを示していた。