米Palo Alto Networksは4月8日(現地時間)、マイクロソフトのWindows XPサポート終了後もセキュリティ対策を継続して提供すると発表した。

Palo Alto Networksは、同社のセキュリティ・プラットフォームが、ネットワーク内のセキュリティ保護をアプリケーション、ユーザー、コンテンツそれぞれのレベルから提供することから、Windows XPのセキュリティ更新プログラムを継続的に適用しなくてもマルウェアの感染を防ぐとしている。

同社は、セキュリティパッチが適用されないOSの潜在的な脆弱性、それらを悪用するエクスプロイトコードに対して、以下を含むセキュリティ保護を提供するとしている。

「WildFireによる未知のエクスプロイト発見」
Windows XPは、クラウド上のマルウェア解析環境であるWildFireの仮想サンドボックスで引き続き分析され、疑わしいファイルを、この仮想環境で実行し、実際の動作を観察することでファイルに潜む悪意のあるマルウェアを発見する。

「脅威防御」
ポート番号、プロトコル、暗号化に関わらず既知の脆弱性攻撃をブロックする。

「C&C通信をブロック」
攻撃者がネットワーク内のすでに感染したWindows XPにマルウェアを送り込むバックドア通信をブロックする。