富士通は4月9日、高島屋にデジタルアーカイヴスシステム「FUJITSU 博物館・美術館ソリューション 収蔵品管理システム Musetheque」を提供、システムが稼働したことを発表した。
デジタルアーカイヴスシステムは、「高島屋のあゆみ」や「美術収蔵品」「広告・宣伝」「広報・CSR活動」「社内文書・資料」などの経営資産をデジタル化し、全社員が社内パソコンから閲覧できるシステム。高島屋に関わる創業180余年の約2万点におよぶ資産が一括管理できる。
同システムの導入により、高島屋の史料館(大阪)で収蔵・展示され、全社員が容易に参照できなかった作品や資料を、社員それぞれのPCブラウザから年代別・カテゴリー別などで簡単に検索・閲覧することを可能とした。
これにより、全社員での情報共有が促進され、先人がどのような商いをしてきたのかという創業時からの歩みを辿ることでき、「高島屋DNAを継承していくことが可能になった」としている。