NTT西日本、トライフォー、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(NTTスマートコネクト)の3社は、ICTによる医療の効率化と質の向上を目的とした協業の第1弾として、CTやMRIなどの医用放射線画像をデータセンターにアップロードし、研究会、学会、症例検討会(研究会)などのカンファレンス向けに、医用画像を閲覧・共有できるクラウドサービス「Nadia クラウド for 研究会」をトライフォーより提供することを発表した。
同サービスは、研究会の主催者が、会の中で利用する医用画像を圧縮、匿名化した形で、任意の1カ月間(31日間)データセンター上に保存することができ、研究会の当日のみならず事前、事後学習として参加者に自由に閲覧させることができるサービス。利用者は、自分のPCやタブレット端末、スマートフォンなどに専用のアプリケーションソフトをインストールすることなく、ブラウザベースで、各種のスライドや画像を閲覧することが可能であり、従来以上に有意義なディスカッションを実現することができるようになるという。
また、データセンター内のサーバ設備の二重化、ならびにサーバ設備の故障発生時に迅速にリカバリする技術を活用したサーバ切り替えなどが行われるため、サービスとしての安定稼働も提供されるという。
なお同サービスの提供は4月10日からで、価格は10万円(税別)から、となっている。申し込み方法は、専用Webサイトから行う形だという。