日精樹脂工業は4月8日、ハイブリッド式の大型射出成形機「FVXシリーズ」のモデルチェンジを実施、新たに「FVX-Ⅲシリーズ」として4月10日から受注を開始することを発表した。

今回、モデルチェンジを実施した大型射出成形機は、型締力5,500kNの「FVX560Ⅲ」から型締力12,800kNの「FVX1300Ⅲ」までの5機種で、射出装置との組み合わせにより全9タイプとなる。

モデルチェンジ機の主な特長は、高性能・高機能コントローラ「TACTⅣ」の搭載だ。TACTⅣは、画面の大型化や操作パネルの新設計、便利で使いやすい高付加価値ソフトの搭載により作業性・操作性が向上しているほか、品質・生産管理機能の強化を図っている。

なお、FVX-Ⅲシリーズの標準本体価格は、消費税別で「FVX560Ⅲ-210L」の3,480万円から「FVX1300Ⅲ-1100L」の9,830万円まで。日精樹脂工業では、シリーズ全体で年間約70台の販売を見込んでいるという。