KADOKAWAは4月7日、オフィシャルサイトの運営再開を発表した。同サイトはフィッシングメール送信の踏み台にされた可能性があり、3月21日に閉鎖して以来、約3週間に渡ってサイトを閉鎖し調査を行なっていた。
セキュリティ専門の第三者機関による調査の結果、サーバーへの不正アクセスの痕跡とフィッシングメール送信の事実が確認されたという。なお同社は、1月にもWebサイトの改ざん被害を受けている。
このような問題からKADOKAWAでは、セキュリティ向上を目的としてデータセンターの移管と全システムの再構築を行なった。また、不正アクセスの防御と検知機能の一層の強化に努めているという。
同社によると、今回の不正アクセスによる個人情報の流出とサイト閲覧者のマルウェア感染の恐れはないとしている。