ヒューマンインタラクティブテクノロジー(HIT)は4月7日、AvePoint Japanと共同で、産業スパイや従業員による機密情報の不正な持ち出しを調査して漏えいの痕跡を診断するデジタル・フォレンジックサービス「情報漏えいクイック診断キャンペーン」を開始した。

両社は、春先が退職や採用などで人の出入りが増え、情報漏えいのリスクが高まる時期としており、同キャンペーンはそういった企業の情報漏えい対策を支援するものだという。

具体的には、HITが従業員のクライアントPCにあるデジタルデータを確保し、デジタル・フォレンジックを用いてデータを解析。不正利用や情報流出の痕跡を調査・診断する。

AvePointは独自技術を用いて、企業のサーバ全体(SharePoint Server、ファイルサーバー)を対象に、機密情報やコンプライアンスに違反するコンテンツのありかを特定。情報へのアクセス履歴を調査し、企業のサーバーにおけるリスク度合いを判定する。AvePointのサービスは、同キャンペーンの有償オプションとして提供される。

キャンペーンにおける調査対象は、1社につきPC5台まで9万8000円から。期間は4月7日~5月31日で、先着10社に限られる。