GEヘルスケア・ジャパンは、「高分解能(画質)」「高速化(スピード)」「カバレージ(撮影範囲)」というCT(コンピュータ断層撮影装置)に求められる3大機能を最高レベルで実現した最上位機種「Revolution CT」を4月11日より発売すると発表した。
同製品は、ハードウェアからソフトウェア、アルゴリズムに至るまで、すべてを新たに開発することで、3つの要素すべてを妥協なく融合させることに成功したもので、その心臓部である3Dコリメータは、日野本社技術チームが開発、唯一日野工場にて生産され、世界中に向けて出荷されるという。
また、動きが早く意図的に止めることのできない心臓であっても瞬時に撮影ができるようになるため、心拍数を抑える薬剤(βブロッカー)を不要にできるようになることが期待されるという。また、じっとしていられない小児患者の撮影において一般的に使用される鎮静剤も削減できることが期待されるとするほか、診療科によって異なるCTへのさまざまなニーズのある医療機関にとっても、1台でそうしたニーズに対応することができるようになるとしている。
なお同社では、同製品の発売により2014年をYear of Revolutionと位置づけ、市場のリーダーとしてのさらなる地位強化を目指すとしている。また、初年度国内販売は30台を目指すとしている。