NECは4月8日、ファクトリコンピュータの低価格帯製品で24時間連続稼働可能な「FC-PMシリーズ」の新ラインナップとして、処理性能を向上させた「FC-P32W」とコストパフォーマンスに優れた「FC-P27X」の2機種を、同日より販売開始すると発表した。

「FC-P32W」

「FC-P32W」のCPUには従来比約1.6倍性能が向上した、Intel Xeon E3-1225v3(3.2GHz)を、「FC-P27X」には従来比2.5倍性能が向上したIntel Celeron G1820(2.7GHz)を採用し、基本性能を向上。

24時間連続稼動に向けては、長期調達可能な部品の採用、幅広い電圧に対応するワイドバンド電源(AC100V～240V)、長寿命で空冷効果の高いファン、冷却効率を考慮した部品配置や筐体構造の工夫などを行っている。

また、障害検出機能として、ハードウェアの異常を検出する「ソフトウェアRAS」を標準添付し、障害発生時のメモリ上の情報をハードディスクに保存するメモリダンプ機能も標準搭載している。

ディスプレイ出力ポートには、アナログRGBを1ポート、DisplayPortを2ポート標準装備し、フルHD(1920×1080ドット)で最大3画面の表示が可能となっている。

そのほか、両製品の主な仕様として、メモリは3-1600 SDRAM ECC機能付4GB(4GB×1)/8GB(4GB×2)/16GB(4GB×4) 、ダンプ機能あり、外形サイズはW90×D373×H336mm。

価格は、「FC-P32W」が24万1,000円(税別)から、「FC-P27X」が17万8,000円(税別)からとなっている。