京セラは、刃先交換式ボーリングバー「EZバーPLUS(イージーバープラス)」を3月25日から販売することを発表した。EZバーPLUSは京セラは独自の「EZ(イージー)アジャスト構造」を採用し、正確かつ簡単なボーリングバー交換が可能な内径加工用スモールツールの新製品だ。
一般的に内径加工用工具は、定期的なチップ(刃)の交換が必要だが、その際に生じる刃先の位置などのわずかな誤差が、加工品の寸法に影響することから、交換前と同じ位置を再現できる繰り返し精度の高い製品が求められている。
EZバーPLUSに採用されたEZアジャスト構造は、スリーブ(チップを固定する工具)の側面に設けた貫通穴に専用の位置決めピンを差し込むことで、チップの位置決めと固定を同時に行う。位置決めピンにより、チップ後端を固定できることから、正確かつ簡単なチップ交換を可能となっている。
EZアジャスト構造 |