日本マイクロソフトは4月2日、りそなホールディングスグループのOA端末3万台を、Windows8およびMicrosoft Office 2013に移行したと発表した。

3万台のうち、約半数は新しいPCを購入して対応した一方、利用開始から2年程度にとどまるPCについてはそのまま活用してアップグレードすることでコストを抑えた。

2013年4月~8月に、業務アプリケーションを主に仮想化を使って移行するとともに、Windows 8のポリシー設計やシステム管理製品「Microsoft System Center 2012 Configuration Manager」(SCCM) の環境を構築。営業店舗2箇所でテスト導入後、8月より全営業店と本社端末を順次移行し、2014年2月末に約3万台の移行を実施した。

両社によると、Windows 8 Enterprise に搭載された、PCのドライブ暗号化技術「BitLocker」の活用により、セキュリティ環境とコンプライアンスの維持を実現した。また、Windows 8への移行と同時に、SCCMとセキュリティ対策製品「Microsoft System Center 2012 Endpoint Protection」(SCEP)を採用し、SCCMを使ってリモートから無人でインストールを行うことで、アップグレードを短期間で実現している。