シード・プランニングは4月3日、テレビのニーズ調査を実施し、その調査結果を発表した。同調査では、一般生活者1000人を対象にWebアンケートを実施し、4K・8Kの認知・関心、スマートテレビで実現実現するサービスへの関心を把握するとともに、生活者活者が望むテレビやサービスの在り方、今後の方向性を探った。
家庭でのWi-Fi利用率は、57.8%に達しており、家庭内でネット利用がより活発活発化する環境が整いつつある。一方で、テレビのネット接続率は25.6%にとどまり、2011年1月調査の23.4%から大きく変わっていない。
そもそも現状のテレビの画質に、9割以上が満足している。4Kテレビを使用、あるいは4Kテレビを体験している人を含め、3割近くが関心を持っている。しかし一方で、「知っているが関心がない」という回答者が4割を超えた。
スマートテレビ(ネット接続テレビ)の機能やサービスを使いたくない理由として、性年代を問わず、「テレビでは番組が見られれば十分」「めんどう」、「テレビを見ない」が多数挙げられた。
一方、関心度の高いスマートテレビのサービスについて尋ねたところ、「話題の映画や見逃した番組番組を見たい時に見られる」が、全ての性別・年代において最も高いニーズを示した。
2位、3位には、映像を楽しむサービスとは異なる、省エネや安心につながるサービスが浮上した。なお、ハイブリッドキャスト等で実現可能な放送連動型のサービスは、上位には入らなかった。